こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックスのヒット曲「ミラクル」(All I Need Is a Miracle)をとり上げます。
■マイク&ザ・メカニックス
ようこそ、魅惑の80年代洋楽の世界へ…。
今日とり上げるのは、1986年のヒット・ナンバー、マイク&ザ・メカニックスの「ミラクル」(All I Need Is a Miracle)です。
マイク&ザ・メカニックス(Mike + The Mechanics)は、イングランド出身のロックバンドです。
「ジェネシス」のメンバー、マイク・ラザフォードのサイド・プロジェクトとして始まりましたが、今やもう本プロジェクトと言っていいでしょう。
このバンドをメジャー・バンドに押し上げたのは、1stシングル「サイレント・ランニング」のヒットでした。
この曲が、全米6位という思わぬ大ヒットを上げて、マイク&ザ・メカニックスの名が世に知られるようになります。
ここで終わってたら、単なる一発屋となっていたでしょう。
ただ、次にシングルカットされたこの曲が、バンドの人気を盤石なものにしました。
それが、マイク&ザ・メカニックスの2ndシングル「ミラクル」(All I Need Is a Miracle)です。
この曲は「サイレント・ランニング」を上回る全米5位を記録。さらに同曲はグラミー賞最優秀ポップグループ賞にノミネートされました。
バンドは、1988年にリリースしたシングル「リヴィング・イヤーズ」で全米1位を獲得。
その後、メンバーチェンジがありますが、今も現役で音楽活動を続けています。
■ミラクル
それでは、そんなマイク&ザ・メカニックスのヒット・ナンバーから、彼らの人気を決定づけた2ndシングルを聴きましょう。
Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックス「All I Need Is a Miracle」(邦題「ミラクル」)です。
気持ちが明るくなるようなナンバーですねぇ。
実際に、マイクもアトランティック・レコードとのインタビューで「Happy Song」だと言っています。
ちなみに、この曲でリード・ボーカルをとっているのは、ポール・ヤング(ブルー・アイド・ソウルのポール・ヤングとは別人)。
マイクはボーカリストを発掘する才能があって、この第1期マイク&ザ・メカニックスでは、ポール・キャラックとポール・ヤングという2人のボーカリストを採用しました。
曲によってボーカルを変えたんですね。この「ミラクル」はポール・ヤングをリードボーカルに起用しました。
彼の甘く伸びやかなボーカルが、この曲に見事にハマっています。
この曲は、バンドにとっても印象深い曲だったようで、1996年にリリースされたベストアルバム「Hits」では同曲が再録。「ミラクル’96」(All I Need Is A Miracle’96)としてリリースされています。
こちらのPVも公開されているので、聴き比べてみるのもいいかもしれません。
1986年のオリジナルでも、1996年の再録バージョンでも、すばらしいボーカルを披露しているポール・ヤング。
ただ、彼のボーカルを二度と聴くことはできません。2000年、心臓発作でこの世を去りました…。
才能あるボーカリストを失ったのは残念ですが、名曲は永遠に残ります。
今日の夢中は、80年代の名曲、マイク&ザ・メカニックス「ミラクル」(All I Need Is a Miracle)でした。
ありがとう、All I Need Is a Miracle! ありがとう、ポール・ヤング!