こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、Back to the 80s!ジョニー・ヘイツ・ジャズのヒット曲「Shattered Dreams」をとり上げます。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■ジョニー・ヘイツ・ジャズ
ようこそ、魅惑の80年代洋楽の世界へ…。
今日とり上げるのは、1987年のヒット・ナンバー、ジョニー・ヘイツ・ジャズの「Shattered Dreams」です。
ジョニー・ヘイツ・ジャズ(Johnny Hates Jazz)は、英国のポップバンドです。
ミュージシャンの家系で生まれたクラーク・ダッチェラーとマイク・ノシートが1982年、ロンドンのRAKスタジオで出会います。
はじめはダッチェラーのソロをノシートがサポートする形で活動しますが、この2人にカルヴィン・ヘイズが加わり、バンド「ジョニー・ヘイツ・ジャズ」が結成されました。
ちなみに、この風変わりな名前は、ノシートの友人のジョニーがジャズ嫌いであったことに由来します。まんまですね…(苦笑)。
The Very Best of Johnny Hates Jazz
1986年、シングル「Me and My Foolish Heart」でデビュー。
商業的な成功は得られなかったものの、英音楽メディアで注目を集めます。
そして翌1987年、シングル「Shattered Dreams」がなんと全英5位の大ヒットとなります。
するとその人気は欧州、日本を含むアジアに広がり、ついにアメリカに上陸すると全米2位を獲得。メジャーバンドの仲間入りを果たしました。
なお、続くヒットシングル「I Don't Want to Be a Hero」(邦題「反逆のヒーロー」)は、当時ポップアイドルだった長山洋子がカバーしてヒットさせています。
■Shattered Dreams
それでは、そんなジョニー・ヘイツ・ジャズの名を知らしめたヒットナンバーを聴きましょう。
Back to the 80s!ジョニー・ヘイツ・ジャズ「Shattered Dreams」です。
旧き良き80年代洋楽のテイスト満載ですよね。
メロディもいいし、ダッチェラーもカッコいいし、こりゃ売れるよな…。
ただ、そのダッチェラーが1988年末に脱退するとバンドは失速します。
バンドは2ndアルバム「Tall Stories」をリリースするも不発、1992年に解散してしまいました。
そして2009年。バンド脱退から約20年経ったこの年に、ダッチェラーはノシートと再会します。
後にシングルとしてリリースされる「Magnetized」がジョニー・ヘイツ・ジャズにピッタリだと考えた彼は、バンド再結成を打診。そして、ニューアルバムの制作が始まりました。
一時はヘイズも参加しオリジナル編成となりますが、後に脱退。
ダッチェラーとノシートの2人となったジョニー・ヘイツ・ジャズは、ついに2013年、アルバム「Magnetized」を完成させます。
さすがに80s再びというわけには行きませんが、それでも2人は地道にライブ活動を継続。2019年には来日公演も果たしています。
2020年にはアルバム「Wide Awake」をリリース。まだまだ、夢(Dreams)は壊れて(Shattered)いませんね。
ありがとう、ジョニー・ヘイツ・ジャズ! ありがとう、Shattered Dreams!