Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックス「サイレント・ランニング」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックス「サイレント・ランニング」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■マイク&ザ・メカニックス

ようこそ、魅惑の80年代洋楽の世界へ…。
今日とり上げるのは、1985年のヒット・ナンバー、マイク&ザ・メカニックスの「サイレント・ランニング」です。

マイク&ザ・メカニックス(Mike + The Mechanics)は、イングランド出身のロックバンドです。
「ジェネシス」のメンバー、マイク・ラザフォードのサイド・プロジェクトとしてスタートしました。


Mike + The Mechanics

1985年に、セルフタイトルのアルバム「マイク&ザ・メカニックス」(Mike + The Mechanics)をリリース。
1stシングル「サイレント・ランニング」(Silent Running)が全米6位という、思わぬヒットをあげて一躍注目を集めます。
続く2ndシングル「ミラクル」(All I Need Is A Miracle)も全米5位のヒットとなり、その人気はグローバルなものとなりました。

勢いそのまま、1988年に2ndアルバム「リヴィング・イヤーズ」(Living Years)をリリース。
シングルカットした表題曲「リヴィング・イヤーズ」が、ついに全米1位を獲得。グラミー賞にもノミネートされるビッグバンドに登りつめました。


Living Years

マイク・ラザフォードという人は、ソングライティングのセンスとボーカルを見出すセンスがあるんですよね。
このバンドで、マイクはタイプの異なるボーカリスト2人を採用。曲ごとにボーカルを割り振るスタイルをとりました。

これが、マイク&ザ・メカニックスに独特の魅力を生み出しました。
ダブル・ボーカルは、ポール・キャラックとポール・ヤング(ブルー・アイド・ソウルのポール・ヤングとは別人)の2人。
名もないこの2人がこのバンドでの活躍で、一躍知名度を上げました。特に、キャラックなんて、その後ソロで実績を上げることになります。


ザ・シングル・コレクション2000-2017/ポール・キャラック

1990年代に入っても、バンドは継続してアルバムをリリース、活動を続けます。
しかし2000年、ポール・ヤングが心臓発作で死去。オリジナル・メンバーでの活動は二度とできなくなりました。

やがてキャラックもソロ活動に比重を置くようになると、マイクは、新しいマイク&ザ・メカニックスをつくることを決意します。
マイクは新たに、アンドリュー・ローチフォードとティム・ハワーの2人のボーカリストを迎えて新編成となり、2011年にアルバム「The Road」をリリース。
ヨーロッパ・ツアーを行うなど音楽活動を再開。2019年には9枚目となるアルバム「Out of the Blue」をリリースしています。


The Road

■サイレント・ランニング

それでは、そんなマイク&ザ・メカニックスのヒット・ナンバーから、彼らをメジャーに押し上げた1stシングルを聴きましょう。
Back to the 80s!マイク&ザ・メカニックス「サイレント・ランニング」です。

いいですよねー、この曲。プロモーション・ビデオもSFフィルムみたいで想像が広がります。
この曲について、マイクはアトランティック・レコードとのインタビューでこんな風に答えています。

この歌は、何万光年も先の宇宙にいる男について歌ってるんだ。
彼は未来にいて、これから地球で何が起こるか知っている。
だから妻や子供たちにメッセージを送ろうとしているんだ。
これから起きる混乱や危機に備えるようにってね…。(ふゆき訳)

なるほど…。ほんと、SFドラマみたいですね。
こうした謎めいた世界観をバンドのサウンドが見事に再現しています。

ゾクゾクするようなイントロ、キーボードの効果音、ベース音にギターソロ…。
「Can you hear me」というキャラックの歌声までまるで宇宙からのメッセージのよう。

マイク&ザ・メカニックス「サイレント・ランニング」。80年代の名曲です。
ありがとう、マイク&ザ・メカニックス! ありがとう、サイレント・ランニング!

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