
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、Witch Post「Butterfly」!グランジとフォークロアが交錯するノイジーで幻想的な音の世界へ…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■Witch Post
今日とり上げるのは、いまインディー・ロックシーンでじわじわと注目を集める米英デュオ、Witch Post(ウィッチ・ポスト)です。
米モンタナ州やロサンゼルスを拠点に活動してきたシンガーソングライターのアラスカ・リードと、スコットランド出身の新鋭ディラン・フレイザーの2人によって結成されました。
彼らの鳴らす音は、どこか霧がかった森の中を彷徨うような、幻想的で耽美なサウンドスケープが特徴。
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインやスロウダイヴといった90年代シューゲイズの遺伝子を引き継ぎながらも、2020年代らしいベッドルーム・ポップ的な親密さを兼ね備えています。
そんな新進気鋭の彼らが、2025年のデビューEP「Beast」に続き、2026年3月にリリースしたのが本作「Butterfly」です。
90年代のディストーション効かせたグランジのエッジと、どこか古風でミステリアスなフォークロアやオルタナ・ポップの美学が絶妙に融合したサウンド。
大西洋を隔てたふたつの個性が重なり合い、変容と二面性をテーマにした唯一無二のダーク&ロマンチックな世界観を作り出しています。
ふたりの声が重なった瞬間に立ち昇る、妖しくも美しいハーモニー…。これは病みつき度高め、一度聴いたら耳から離れません!
■個人的なおススメ
それでは、「Witch Post」のブレイクを予感させる、2026年3月リリースのEP「Butterfly」から、個人的なおススメです。
まずは1曲目、「Changeling」。
EPの幕開けを飾る、最高にイカしたシューゲイズ・ナンバーです。イントロから炸裂する、力強くも歪んだギターリフに、思わず身体が震えます。
ただ、そのノイズの渦の中心には、驚くほど純粋でキャッチーなメロディが息づいています。対照的な男女ボーカルの絡みも彼らの持ち味。
荒々しさと繊細さが同居するこの感覚…。これぞシューゲイズの醍醐味!最高にしびれます。
続いて2曲目、「Worry Angel」。
本作のハイライトとも言える、中毒性抜群のトラック。気だるく繊細なアコースティックギターの音色から始まり、徐々にエモーショナルな熱量を帯びていくアレンジが見事です。
不安や焦燥感を「天使」に見立てた歌詞世界と、オルタナティヴ・ロック直系のソリッドなベースラインが交錯するサウンド。これまた対照的な男女のボーカルが焦燥感をかき立てます。聴き込むほどに深くハマっていく、ヤバい一曲です。
そして3曲目、「Witching Hour」。
タイトルの「魔の刻(丑三つ時)」を象徴するように、ミステリアスで深淵なムードが漂うナンバーです。テンポを落とし、じわじわと音の壁が迫ってくるような構成は圧巻。
深い霧の奥へと引きずり込まれるような没入感があり、Witch Postの持つダークで耽美な世界観が凝縮されています。
ふたりの歌声が掛け合いながら高揚していくクライマックスは、まさに息をのむ美しさ。グランジとフォークロアが交錯する幻想的な音の世界に引き込まれます。
いやぁ、繰り返し聴き込んでいますが、聴けば聴くほど味わい深く、最高にしびれる作品です。
シューゲイズの美しさとグランジの鋭さが奇跡的なバランスで同居した音の世界…。これは、フルアルバムが出たらマストバイですね!
今日の夢中は、Witch Post「Butterfly」!グランジとフォークロアが交錯するノイジーで幻想的な音の世界へ…でした。
ありがとう、Witch Post! ありがとう、EP「Butterfly」!









