イーグルス「呪われた夜」!よりハードに、よりグルーヴィーに。新たな幕開けを告げる衝撃の一枚

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、イーグルス「呪われた夜」!よりハードに、よりグルーヴィーに。新たな幕開けを告げる衝撃の一枚です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■呪われた夜

今日とり上げるのは、イーグルスの4枚目のアルバム「呪われた夜」(One of These Nights)です。
イーグルスはこのアルバムで初めて全米1位を獲得。さらに3枚の全米トップ10シングルを生み出し、名実ともにビッグ・グループに上り詰めました。


呪われた夜

元々カントリーロック調の楽曲を売りにしていた彼らですが、前作「オン・ザ・ボーダー」(1974年)でよりロック寄りのサウンドへと変化を見せました。
そして1975年リリースした本作「呪われた夜」で、バンドはさらにロック志向を鮮明にします。

中心メンバーのグレン・フライとドン・ヘンリーが、ロック色の強いバンドへの進化を主導したと言われます。
それを、前作から加入したギタリストのドン・フェルダー、さらにプロデューサーのビル・シムジクが後押ししました。

よりハードに、よりグルーヴィーに…。イーグルスの新たな基軸となるロック志向は、タイトル曲「呪われた夜」によく現れています。
加えて、持ち味である極上のメロディとコーラスワークも失いませんでした。これらを組み合わせることで、次作「ホテル・カリフォルニア」へ続く、唯一無二のイーグルス・サウンドをつくり出したのです。


ホテル・カリフォルニア(40周年記念盤)

■個人的なおススメ

それでは、イーグルスの4thアルバム「呪われた夜」から、個人的なおススメを紹介しましょう。

まずは1曲目、「呪われた夜」(One of These Nights)
アルバムの幕開けを飾るタイトル曲。イントロのうねるようなベースラインを聴いただけで鳥肌が立ちます。
これまでの彼らのイメージを覆す、R&B的なグルーヴ。そして、ドン・ヘンリーのハスキーなボーカルが、ダークな雰囲気を否が応でも盛り上げます。
中盤の鋭いギターソロは、まさに「呪われた夜」を切り裂くよう…。全米1位を獲得、イーグルスの代表曲となりました。

続いて5曲目、「いつわりの瞳」(Lyin' Eyes)
一転して、彼らのルーツであるカントリーの香りが漂う美しいミディアム・バラード。ただ、歌われている内容はビターです。
「You can't hide your lyin' eyes / And your smile is a thin disguise」(いつわりの瞳は隠せない笑顔は薄っぺらいごまかしさ
別の男性のもとへと通う恋人への嘆きが物語のように歌われます。美しいコーラスはまるで励ましのよう…。聴けば聴くほど引き込まれます。

そして6曲目、「Take it to the Limit」
ランディ・マイズナーがリードボーカルを務める、魂を揺さぶる名バラードです。夢ばかり追い求めてきた男が最後にもう一度人生に挑戦しようという歌詞です。
曲の最後に繰り返される「Take it to the Limit」(限界まで走らせてくれ)は、ランディ自身の思いがほとばしるよう…。引き込まれます。
この名曲を世に送り出したランディ・マイズナーは、2023年7月に病で亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。


いやぁ、これまたすばらしいアルバムです。イーグルスの4thアルバム「呪われた夜」(One of These Nights)。
彼らのロック路線を揺るぎないものにすると同時に、数々のヒット曲を生んで、イーグルスの名を世界に知らしめました。

このアルバムでつくり出した新たなイーグルスの音楽が、次の傑作アルバム「ホテル・カリフォルニア」へと繋がっていくのです。
今日の夢中は、イーグルス「呪われた夜」!よりハードに、よりグルーヴィーに。新たな幕開けを告げる衝撃の一枚でした。

ありがとう、イーグルス! ありがとう、「呪われた夜」(One of These Nights)!

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