こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
ライドが約4年ぶりに来日!1stと2ndアルバムの記念再現ライブを行いました。
1990年「ノーホエア」、1992年「ゴーイング・ブランク・アゲイン」。90s初頭を駆け抜けたライドのサウンドが、30年の時を超えてよみがえる…。
そんなライドの東京公演…3日間ぜんぶ行ってきました!今日の夢中は、ライドの東京公演3Days白熱のライブレポートです。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■2023.4.18 恵比寿 The Garden Hall
まずは初日、4/18(火)恵比寿The Garden Hall。
こちらは「Exclusive OX4 Show Featuring classic tracks from throughout the ages」と銘打たれた追加公演。
初期ベスト盤「OX4」をメインに構成されたライブとのことでしたが、初期曲も新曲もありのバラエティに富んだラインナップでした。
幕開けを飾ったのは、2ndアルバムの冒頭曲「Leave Them All Behind」。いきなりのツインボーカル、轟音ギターで、往年のライブファンを歓喜させます。
すると2曲めに、新曲「Monaco」を披露。来年初にアルバムを出すとのこと。ダンス調のナンバーでした。
さらに、2ndアルバム収録のネオアコ・ナンバー「Twisterella」、2019年のアルバム「This is Not a Safe Place」収録の「Future Love」と、新旧楽曲が奏でられます。
初期のシューゲイザー・サウンドと最近のダンス調のナンバー…。あらためてライブで新旧の楽曲を聴くと、その親和性に驚きます。
いまライドが奏でているのは、シューゲイザーの進化形なんだろうな…。その原点とも言える「Chrome Waves」そして「OX4」と90年代のナンバーが続きます。
そしてアンコール前のラストは、1stアルバムの冒頭曲「Seagull」。これがすごかった…。
ギター・ノイズが金切り音のように空間を切り裂きます。ライブならではのインプロヴィゼーション…縦横無尽にツインギターが共鳴して終演となりました。
アンコールもすごかった…。1曲めは、往年のファン歓喜の「Like a Daydream」!結局3日間で初日でしかやりませんでした。
そしてラストは「Mouse Trap」から「Chealsea Girl」へ…。ツインギターがさく裂、ノイズが疾走。多くの観客が意識をライドの世界に持っていかれたまま、ふらふらとライブ会場を後にしたのでした。
2.Monaco
3.Unfamiliar
4.Twisterella
5.Future Love
6.Lannoy Point
7.Chrome Waves
8.OX4
9.Taste
10.Vapour Trail
11.Seagull
(Encore)
12.Like a Daydream
13.Kill Switch
14.In a Different Place
15.Mouse Trap
16.Chealsea Girl
■2023.4.19 LIQUIDROOM
続いて2日目、4/19(水)LIQUIDROOM。この日は「Nowhere anniversary show」、1stアルバム「ノーホエア」(Noehere)の再現ライブです。
ライドは昨年、同アルバムのリリース30周年記念再現ライブをイギリスはじめ各国で開催しました。ついに日本上陸です。
ライブは、アルバムの楽曲順に行われます。もちろん一曲目は「Seagull」。前日のライブで度肝を抜かれたナンバーで、のっけからテンションが上がります。
さらに「Kaleidoscope」で盛り上げると、「ちょっと落ち着こうよ」というマークのMCから「In a Different Place」。しっとりとしたナンバー…マークの甘くやさしいボーカルをアンディの煌びやかなギターが伴奏します。
アンディはさらに「Dreams Burn Down」で狂気のようなノイズ・ギターも披露。オアシス時代のアンディはよくベースで我慢してたな…。
そして本編ラストは「Nowhere」。これまた終盤のノイズギターがものすごい…。凄まじい音のプレッシャーに身体が震えました。
アンコールは新旧楽曲の共演。これが全く違和感なく響くのは、彼らの今の楽曲が当時のシューゲイザー・サウンドをベースにしているからでしょう。
ラストは、翌日のライブにつなげるように「Leave Them All Behind」で締め。「ゴーイング・ブランク・アゲイン」再現ライブへと、ライドの来日ライブは続いていくのです。
2.Kaleidoscope
3.In a Different Place
4.Polar Bear
5.Dreams Burn Down
6.Decay
7.Paralysed
8.Vapour Trail
9.Taste
10.Here and Now
11.Nowhere
(Encore)
12.Lannoy Point
13.OX4
14.Monaco
15.Leave Them All Behind
■2023.4.20 LIQUIDROOM
そして3日目、4/20(木)LIQUIDROOM。「Going Blank Again anniversary show」。
往年のライド・ファンが何度も聴いたであろう2ndアルバム「ゴーイング・ブランク・アゲイン」の再現ライブです。
冒頭の「Leave Them All Behind」でネオ・サイケデリアを演出すると、続く「Twisterella」でネオ・アコースティックの世界へ…。
ポップだなぁ…。ネオサイケとネオアコの融合もこのアルバムの魅力です。さらに「Crome Waves」「Mouse Trap」と多彩なライド・サウンドが奏でられていきます。
そして「OX4」で美しいメロディとツインボーカルがやさしく会場を包むと、本編ラストはインスト曲「Grasshopper」。
ギターがうねる、ワウる…。最後は、印象的なギターリフがとんでもない音量で鳴り響いて終演となりました。
そしてアンコールは、新生ライドの楽曲から。「Lannoy Point」「Kill Switch」「Monaco」とダンス調のライド・サウンドが続きます。
そしてアンコール後半は、ライドの原点1stアルバムから「Taste」「Vapour Trail」、ラストは彼らのデビュー曲「Chealsea Girl」。凄まじい轟音ツイン・ギターで締めとなりました。
1.Leave Them All Behind
2.Twisterella
3.Not Fazed
4.Chrome Waves
5.Mouse Trap
6.Time of Her Time
7.Cool Your Boots
8.Making Judy Smile
9.Time Machine
10.OX4
11.Grasshopper
(Encore)
12.Lannoy Point
13.Kill Switch
14.Monaco
15.Taste
16.Vapour Trail
17.Chealsea Girl
至高の3日間でした…。ライドの原点とその進化形を体感することができました。
ライドは現在、ニュー・アルバムを準備しているとのこと。リリースは来年初になるそうです。どんな進化形ライドを聴けるのか、今から楽しみが広がります。
そして楽しみなのは、やっぱり来日ライブ。新作リリースと合わせて来日してライブをしてほしい…。
マークも来年また会おうと言ってステージを後にしました。次も必ず行きます。また会いましょう、ライド!
ありがとう、ライド! 今日の夢中は、ライド来日公演レポートでした。