カート・コバーンも愛したヴァセリンズ!魅力を余す所なく「エンター・ザ・ヴァセリンズ」

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館長のふゆきです。

今日の夢中は、カート・コバーンも愛したヴァセリンズ!魅力を余す所なく「エンター・ザ・ヴァセリンズ」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■ヴァセリンズ

今日は取り上げるバンドは、ヴァセリンズ(The Vaselines)です。
スコットランドのエディンバラで結成された、オルタナティブ・ロックバンド。

バンドは1986年、ユージン・ケリーフランシス・マッキーの2人によって結成。
翌年、シングル「サン・オブ・ア・ガン」でデビューします。

その後、4人組バンドとなったヴァセリンズは、1989年にアルバム「Dum Dum」をリリース。
しかし、それから間もなく解散…。このアルバムは初期ヴァセリンズの唯一のアルバムとなりました。


Dum Dum(レコード盤)

およそ5年ほどの活動で消えてしまったヴァセリンズですが、解散後に再評価の動きが高まります。
その契機となったのが、ニルヴァーナのカート・コバーンでした。

カートがヴァセリンズの熱烈なファンであったことから、突如として注目が集まります。
カートは、ニルヴァーナのコンピレーション盤「インセスティサイド」でヴァセリンズの楽曲を2曲もカバーしたのです。


インセスティサイド/ニルヴァーナ

「なんだこの曲は…」。ニルヴァーナ・ファンがこぞってヴァセリンズを買い求めました。
その動きを受けて1992年、アルバム「Dum Dum」にシングル曲や未発表曲を追加したコンピレーション盤「ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ」がリリースされます。

さらに2008年、ユージンとフランシスの2人でヴァセリンズが再結成。スコットランドとシアトルのフェスに出演すると、ファンの熱烈な歓迎を受けました。
翌2009年には、これまでリリースした2つのEPとアルバム全曲のリマスターに加えて、デモやライブ音源を収録したベスト盤「エンター・ザ・ヴァセリンズ」をリリース。これまたヴァセリンズ・ファンを歓喜の渦に包み込みました。


エンター・ザ・ヴァセリンズ

■個人的なおススメ

このアルバム「エンター・ザ・ヴァセリンズ」が最高なのです…。
今日は、このアルバムから個人的なおススメを紹介しましょう。

まずは1曲め、「サン・オブ・ア・ガン」(Son of a Gun)。
ヴァセリンズの1stシングルにして、彼らの代表曲。ニルヴァーナがカバーして一気にブレイクしました。
小気味のいいリズムにポップなメロディ男女のボーカルが錯綜します。中盤ではノイジーなギターがさく裂。
これ、カートならずともファンになるよね…。ポップ・パンクの魅力が存分に詰め込まれたナンバーです。

 

続いて3曲め、「You Think You’re a Man」
意外にもエレクトロニクスを取り入れたパンク・ナンバー。電子音にはじめはビビりますが、そこはやっぱりヴァセリンズ。
ユージンとフランシスの男女が代わる代わるボーカルを取るスタイルに、いつの間にか引き込まれます。
そして何といってもポップなメロディ。つい口ずさんじゃう分かりやすさ…これぞ彼らの魅力です。

 

そして5曲め、「モリーズ・リップス」(Molly’s Lips)。
これもニルヴァーナがカヴァーしたことで知られるようになったヴァセリンズのナンバー。
2分にも満たない小曲なのですが、一度聴いたら忘れないメロディ…どこまでもポップです。
ある意味、こうした曲を取り上げたカート・コバーンの慧眼にも驚きです。ニルヴァーナ盤もぜひ聴いてみてください。


いやぁ、ヴァセリンズはやっぱりイイですねー。他にもポップなナンバー満載です。
なお、再結成したヴァセリンズですが、2009年のサマーソニックに来日。翌2010年にはアルバム「セックス・ウィズ・アン・エックス」をリリース。さらに2014年にアルバム「ヴィ・フォー・ヴァセリンズ」をリリースしています。

これからも、ポップなヴァセリンズ・ナンバーを期待しています。
ありがとう、ヴァセリンズ! ありがとう、「エンター・ザ・ヴァセリンズ」!

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