こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、東京は有楽町の地にオープンした「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」です。
■ロックの殿堂ジャパンミュージアム
2017年9月23日、有楽町駅前に、「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」(英文表記:ROCK & ROLL HALL OF FAME JAPAN)がオープンしました。
「ROCK & ROLL HALL OF FAME(ロックの殿堂)」は、グラミー賞やアメリカン・ミュージック・アワードと並ぶ、権威ある音楽賞の一つです。
本国アメリカには、この賞を受賞したミュージシャン達にまつわる貴重な楽器や衣装などを展示・保存したミュージアムがあります。
今回、有楽町にオープンした「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」は、アメリカ以外では世界初となる常設ミュージアムです。
■ロックの殿堂
そもそも「ロックの殿堂」とは何でしょう?
その仰々しい名前の通り、ぽっと出の新人にはこの賞を得る資格がありません。
その資格を得るのは、最初のレコード・リリースから25年を経たアーティストです。
選考基準は「ロックンロールの発展と継続にどれほど重要な貢献をしたか」。
選考は、過去の殿堂入りアーティストやミュージシャン、音楽業界人らの投票により行なわれます。
最も多くの票を得たアーティスト5~7組が、毎年、殿堂入りを果たしています。
これまでそうそうたる面子が殿堂入りを果たしています。
初回となった1986年に殿堂入りを果たしたのは、チャック・ベリーやジェームス・ブラウン、エルビス・プレスリーら。
もちろん、これまでに、ビートルズも、ローリング・ストーンズも、ビーチ・ボーイズも選ばれています。
直近の2017年には、ジャーニーやイエス、ジョーン・バエズらが選ばれています。
■秘蔵ライブ映像
それでは、「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」に入館しましょう。
はじめに言っておきますが、ミュージアムと銘打ってはいますが、専用の建物ではありません。
「有楽町インフォス」という商業施設の一角に、このミュージアムはあります。
「ROCK TAUGHT ME HOW TO LIVE AND LOVE」
(ロックが俺に、生き方そして愛し方を教えてくれた!)※ふゆき訳
そんな熱いメッセージの脇を通って、ミュージアムの中に入ります。
中は、シアター、展示ギャラリー、イベントエリア、ロックショップとなっています。
シアターは、週代わりで秘蔵ライブ映像を流しています。
この週は、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」などの映像が流されています。
授賞式のライブ映像ですかね。本人はもちろん、ミック・ジャガーやブルース・スプリングスティーン、ジョージ・ハリスンなどの涙ものの演奏がパフォーマンスを楽しめます。
翌週はストーンズ、その次の週はザ・フーらの映像が見れるみたい。ヤバい…。また来ちゃいそう。
■展示ギャラリー
入り口脇の展示エリアには、初回の1986年から直近の2017年まで、これまでの受賞者の名前がずらりと並んでいます。
毎回、ポスターをつくっているんですね。毎年テーストが異なっていて、なんか現代アートを見ているよう。
ジョン・レノンの写真を拝みつつ、ミュージシャン達の衣装や楽器の展示ゾーンへ。
ここも懐かしい60sあるいは70sの世界に誘ってくれます。
ジャクソン5時代のマイケル・ジャクソンの衣装やエリック・クラプトンのギター、ビーチ・ボーイズのアロハシャツなんかが展示されていました。
(ジャクソン5のステージ衣装。真ん中がマイケル・ジャクソンのもの。)
3ヵ月ごとに新しい展示品が登場するみたいです。これまた次が楽しみになります。
シアター鑑賞も入れて約1時間。そんなに広くないミュージアムなので、感覚的にはあっという間。
入場料は大人2,200円(前売1,800円)。ちょっとチャレンジングな値段設定かも。この日もそんなに人がいなかったしなぁ…。
もっともっと見てみたいから、がんばって、ロックの殿堂ジャパン!集まれ、ロックおじさん達!!
■基本情報
施設名:ロックの殿堂ジャパンミュージアム
住所:有楽町インフォス(東京都千代田区丸の内3-8-3)
アクセス:JR有楽町駅より徒歩1分
営業時間:11:00(土日祝は10:00)~19:00(金土は20:00)
休館:年末年始(12/30~1/2)、展示物入替時
入場料:大人前売1,800円、当日2,200円
学生前売1,300円、当日1,600円