GLIM SPANKYは燃えてる!響け、希望の歌「Walking On Fire」

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、GLIM SPANKYの5thアルバム「Walking On Fire」をとり上げます。

■Walking On Fire

松尾レミと亀本寛貴の男女2人からなる音楽ユニット「GLIM SPANKY」
2年ぶりとなる5thアルバム「Walking On Fire」が届きました。


Walking On Fire

これまでも、Jロックの範疇を超えた、スケールの大きいロックやルーツミュージックを鳴らしてきた彼ら。
本作では、さらに幅広い音楽性を披露。60sや70sのロックをベースにしながらも、随所に新たな試みをとり入れ、新しいGLIM SPANKYの音をつくり上げました。

こうした音楽の進化は、コロナの影響もあったようです。
音楽活動の自粛を余儀なくされた松尾は、一時期音楽を聴く気にならなくなるほど落ち込みました。

そんな中、思いっきり鳴らした音楽にあらためて音楽のパワーを実感、創作意欲に火が付きます。
根底にあるのは、自分たちの音楽でみんなを元気にしたいと言う思い。それは、アルバム収録曲「東京は燃えてる」に寄せた彼女のコメントにも表れています。

遠目で見ると綺麗でも近くで見ると汚いものってありますよね、わたしは都市に対してそれを感じることがあります。
そして、大勢の希望と絶望が入り混じって燃えている煙が見えます。人生はどんなときでも分岐点に立たされている気がしていて、その選択次第で良いも悪いもどちらにでも行けてしまう。その先で、私たちは何度も燃え尽き、また火をつけ、少しずつ進んでいるような気がしています。様々な迷いや葛藤の中で闘いながら生きる私たちですが、根底はいつだって希望を求めているはずです。そんな思いを曲に込めました。是非たくさん聴いてください!

そうなんです。僕らは、どんなに辛くても悲しくても、希望を求めています
GLIM SPANKYの2人は、音楽活動が自粛されるなかでも、宅録や遠隔セッション、新たなプロデューサー起用などで、音楽の希望を紡ぎ続けました。

そして完成したのが、アルバム「Walking On Fire」
進化を続けるGLIM SPANKYの「今」を凝縮した作品。めちゃくちゃカッコいいアルバムです。


Walking On Fire(初回限定盤2CD+1DVD)

■個人的なおススメ

それでは、そんな彼らの思いのこもった最新作「Walking On Fire」から個人的なおススメです。

まずは、2曲め「東京は燃えてる」
アルバムに先駆けてシングルとしてリリースされた、力強いロック・ナンバー。
絶望や希望が入り混じっている社会で、夢を追い求めることを後押しする詩もしびれます。

東京は燃えてる 僕の心映し出す様に
絶望や希望が 渦巻いては煙立てている
何度も灰になって 何度も夢を追って
替えのない命燃やしてるんだ

続いて、4曲め「By Myself Again」
映画「実りゆく」主題歌。Music Videoも同映画とコラボしています。
この映画の舞台は2人の故郷・長野。郷愁もあってか、曲調も詩もセンチメンタル。2人の思いが伝わるやさしいナンバーです。

そして、6曲め「Singin' Now」
松尾のボーカルを存分に堪能できるR&Bテイストのロック・ナンバー。
ブラスやビートにGLIM SPANKYの新たな魅力を感じられます。ドラマ「警視庁・捜査一課長 2020」の主題歌に使われました。

いやぁ、いいですねぇ、GLIM SPANKY。
日本人ばなれしたスケールの大きなロックンロールはそのまま、アコースティックからブルースまで新たな進化を遂げました

ありがとう、GLIM SPANKY! 響け、希望の歌「Walking On Fire」!

■オンライン配信ライブ(2020.11.14)

そんなGLIM SPANKYですが、2020年11月14日に、自身初となるオンラインワンマンライブ「GLIM SPANKY STREAMING SHOW 2020」を行いました。
彼らは「Walking On Fire」の楽曲を含めて13曲を演奏。ライブ配信を視聴するこちらにまで熱気が伝わる、最高のライブを魅せてくれました。

オンライン配信だと、皮肉なことに、松尾の歌声や亀本のギターがより生々しく聴こえるんだよね…。
これに、会場の熱気が加わったら、どれほど気持ちが昂るんでしょうか。その一体感を味わいたいという期待も高まるライブ配信でした。

【セットリスト】
01. Intro: Walking On Fire
02. 東京は燃えてる
03. 怒りをくれよ
04. こんな夜更けは
05. Up To Me
06. 愚か者たち
07. Breaking Down Blues
08. 美しい棘
09. Singin' Now
10. 大人になったら
11. By Myself Again
12. 若葉の時
13. Circle Of Time

最新の記事はこちらから