One World: Together at Home 医療現場で働く人たちへ感謝の歌を

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、新型コロナウィルスに立ち向かう医療従事者を応援するチャリティー音楽イベント「One World: Together at Home」をとり上げます。

■One World

「One World: Together at Home」
この歴史的な音楽イベントは、日本時間2020年4月19日午前3時から開催されました。

新型コロナと戦っている医療現場の方々を、音楽で称賛しよう、音楽で支援しようというライブイベント。
状況が状況なので、それぞれのアーティストが自宅等からパフォーマンスを世界に配信しました。


One World: Together At Home

主催したのは、非営利団体のGlobal Citizenと世界保健機関(WHO)。
超豪華なアーティストたちが、その趣旨に賛同して出演しました。

ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、レディ・ガガ、スティーヴィー・ワンダー、テイラー・スウィフト、エディ・ヴェダー、セリーヌ・ディオン、ジェニファー・ロペス、サム・スミス、ビリー・アイリッシュ…他。
ものすごい顔ぶれですね…。ジャンルや世代を超えて、錚々たるメンバーが集まりました

■エールの拍手

日本でも、Apple MusicやAmazonプライムビデオ、Hulu、YouTubeなどでライブ配信。
音楽で世界が一つになる歴史的な日となりました。

オープニングで流れたのは、世界各地の医療従事者たちを応援する映像
字幕には次のようなメッセージ(英語)が流れます。

We may be separated. But we are not alone.
We are one world. We are together.
To all of our frontline healthcare workers.
We are with you. Thank you for being there for us.

いまは離れてるけど、私たちは一人じゃない。
世界は一つ。私たちはいつも一緒だよ。
最前線で私たちのために戦っている、すべての医療現場の皆さんへ。
私たちはあなたと一緒にいます。心から感謝しています。ありがとう。
(ふゆき訳)

最後に流れた英国の映像では、「AMBURANCE」(救急)のジャンパーを着た若い女性が家を出ると、不意にわき起こる拍手
近隣の人たちが彼女にエールを送ります。思いがけない出来事に女性は涙ぐみます。
そうそう。私たちは、こうした感謝の気持ちを決して忘れてはなりません。

そんな感謝の気持ちを音楽で届けようというチャリティーライブ「One World: Together at Home」。
音楽で世界を一つにするという願いは、かつてのライブエイドを想起させます。


LIVE AID

そういえば、当時も夜通しで生中継を見てたっけ…。いつの時代も音楽は国境を越えて人の心をとらえますね。
今日は、そんな歴史的な音楽イベントの中から、特に引きつけられたアーティストの歌を紹介します。

■個人的なおススメ

まずは、チャーリー・プース「See You Again」
全く知らないアーティストでしたが、彼のこの歌はガツンと心に響きました。
なんか聴いたことがあると思ったら、映画の主題歌に起用されて大ヒットした曲でした。
2015年にデビューしたばかりの28歳のシンガーソングライター。要チェックです。


Nine Track Mind/チャーリー・プース

続いて、アニー・レノックス「There Must Be an Angel」
まさか彼女のこの歌を聴けるとは…。ユーリズミックス時代の代表曲をピアノの弾き語りで熱唱しました。
さらに、愛娘のローラが遠隔で参加。期せずして、母娘のデュエットが実現しました。
ローラもメチャクチャ歌がうまい…。歌姫のDNAは着実に受け継がれています。名曲です。

この母娘デュエットに負けない歌声を魅せたのが、ジョン・レジェンドとサム・スミス
米英の実力派シンガーが、オンラインで名曲「Stand by Me」をデュエットしました。
これがもう、あまりの上手さに卒倒するレベル。歌は世界を一つにする。そのパワーを実感しました。

この人はソロで登場、グリーン・デイのビリー・ジョー「Wake Me Up When September Ends」
バンドのときは元気なパンク・ロックをかき鳴らしている彼ですが、この日はアコギ一本でしっとり歌いました。
なんだろう、この心がじーんと来る感じは…。ビリーの歌声が郷愁を誘います。はやく普通の日常が戻りますように…。

そして、ローリング・ストーンズ「You Can't Always Get What You Want」
メンバー4人がそれぞれ自宅から参加。4分割した画面に、はじめはミックだけが映し出されます。
曲が進むと、キースとロニーが登場。最後に、にやりと笑うチャーリー。なんとエアドラム!みんな元気そうで何より。
特にミックとロニーがすこぶる元気です。ミックの力強い歌声が響けば、負けじとロニーのギターが疾走します。
絶対にコロナに負けない!ストーンズ、がんばれ!

他にも、ポール・マッカートニーやスティーヴィー・ワンダー、テイラー・スウィフト、レディ・ガガなど、聴きどころがいっぱい。
医療現場の皆さん、私たちは皆さんを心から応援しています。We are one world!We are together!必ずコロナに打ち勝ちましょう。

ありがとう、医療現場で戦う皆さん! ありがとう、One World!

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