追悼アダム・シュレシンジャー。ファウンテンズ・オブ・ウェインの名曲は永遠に

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

新型コロナウイルスが、才能あるミュージシャンの命を奪いました…。
ファウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャー
2020年4月1日、新型コロナ感染による合併症により死亡。享年52歳でした

■アダム・シュレシンンジャー

アダムが在籍するファウンテンズ・オブ・ウェインは、日本でも根強い人気を誇るパワーポップ・バンドです。
アダムと、ギター&ボーカルのクリス・コングウッドの2人が意気投合し、1996年に米ニューヨークでバンドを結成。
同年、アルバム「ファウンテインズ・オブ・ウェイン」でデビューして注目を集めます。


ファウンテンズ・オブ・ウェイン

1999年に2ndアルバム「ユートピア・パークウェイ」を、2003年には3rdアルバム「ウェルカム・インターステイト・マネージャーズ」をリリース。
3rdアルバム収録の「ステイシーズ・マム」がスマッシュヒット。デビュー7年目にして、グラミー賞の「最優秀新人賞」にノミネートされるという快挙(?)を遂げました。


ウェルカム・インターステイト・マネージャーズ

バンドの魅力は、何と言っても口ずさみたくなるポップなメロディ
彼らの歌を聴くと元気が出てくるんですよね。皆を笑顔にするパワーポップ。アダムのソングライティングの才能が光ります。

その才能は、ファウンテンズ・オブ・ウェインというバンド活動だけでは留まりません。
映画やテレビのサウンドトラックにも楽曲を提供し活躍します。
特に、トム・ハンクスが監督・脚本を務めた青春音楽映画「すべてをあなたに(That Thing You Do!)」(1996年)は有名。この作品にタイトル曲を提供すると大ヒットを収め、アカデミー主題歌賞にもノミネートされました。


すべてをあなたに

他バンドのメンバーとコラボしたプロジェクトでも手腕を発揮しました。
中でも、ハンソンのテイラー・ハンソンやスマッシング・パンプキンズのジェームス・イハ、チープ・トリックのバン・E・カルロスと組んだ「ティンテッド・ウィンドウズ(Tinted Windows)」は最高でした。
2009年に突如アルバムをリリースすると、世界ツアーを敢行。来日公演も行いました。


ティンテッド・ウィンドウズ

他にも、プロデュース業を含めて、彼の音楽シーンにおける功績は枚挙のいとまがありません。
享年52歳。あらためて、彼の早すぎる死を悼みます…。

■個人的なおススメ

そんなアダム・シュレシンジャーの死を悼み、アダムが残してくれた名曲を紹介して、彼への追悼としたいと思います。

まずは、ファウンテンズ・オブ・ウェインの1stアルバムから「Sink to the Bottom」(1997年)。
静かなオープニングから一気にギターのさく裂するサビへ。彼らの持ち味さく裂のパワー・ポップ・ナンバーです。
MVでは若々しいアダムの姿を見れます。涙…。※赤茶色のシャツを着てベースを弾いているのがアダムです。

続いて、ティンテッド・ウィンドウズのアルバムから「Kind Of A Girl」(2009年)。
こんな極上のポップソングある?っていうくらい、最高にノれるナンバーです。
しかも、このメンバーは、スーパー・パワーポップ・グループといった面子。何度も何度も聴きたい名曲です。

そして、アダムのいるファウンテンズ・オブ・ウェインとしてはラスト・アルバムとなった「Sky Full of Holes」(2011年)から「A Road Song」
アルバム収録の、カントリー・テイストのアコースティック・ナンバー。隠れた名曲です。
アダムとクリスのコーラスが美しい。MVはツアーの様子を収めたもの。2人が並んで歌う姿もあります。涙&涙…。

それにしても名曲がなんと多いことか…。他にも「ステイシーズ・マム」とか必聴です。
あまりにも早く天に召された才能、アダム・シュレシンンジャー。ご冥福をお祈りいたします。

ありがとう、アダム! ありがとう、ファウンテンズ・オブ・ウェイン!

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