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館長のふゆきです。
今日の夢中は、90年代ブリットポップ最高にクールな衝撃!エラスティカ「Elastica」全16曲40分の疾走です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■エラスティカ
今日とり上げるバンドは、1990年代に燦然と輝きを放った英ロックバンドです。
それが、エラスティカ(Elastica)。今日は、そのデビューアルバム「エラスティカ」(Elastica)を紹介します。
バンドは1992年、スウェード(Suede)の初期メンバーであるジャスティン・フリッシュマンを中心に結成されました。
ドラム以外が女性メンバーという珍しい構成の4ピース・バンド。ジャスティンのクールなアイドル性もあってバンドは注目を集めていきます。
バンドの人気をブーストしたのは、1990年代半ばに勃興したブリットポップ・ムーブメントでした。
オアシスやブラーがチャートを席巻する中、新たな旗手として突如あらわれ、それまでの喧騒を全てかっさらっていきました。
そのセルフタイトルを付したアルバム「エラスティカ」は、全16曲を40分で駆け抜ける疾走感あふれるアルバムでした。
余計なギターソロや長い間奏は一切なし。イントロからサビまで最短距離で突っ走り、最高にキャッチーなメロディを残して、風のように去っていく。
この無駄をそぎ落とした鋭さこそが、彼女たちの武器でした。当時のブリットポップ勢とは一線を画す、ポストパンク的なアプローチ…。
これが、バンドのクールなスタイルと相まって、多くの若者たちの目と心を引き付けたのです。本作「エラスティカ」は、全英チャート初登場1位を記録。
まさに彗星のごとく現れ、燦然と輝きを放ったバンド、それがエラスティカです。
■個人的なおススメ
それでは、そんなエラスティカの、セルフタイトルを付したデビューアルバム「エラスティカ」から、個人的なおススメです。
まずは1曲目、「Line Up」。
アルバムの幕開けを飾るにふさわしい、エラスティカの代名詞的な一曲です。
一度聴いたら耳から離れない、中毒性の高いベースライン。空間を切り刻むような粗っぽいエレキギター。
そこにジャスティンの気だるげながらも意志の強いボーカルが重なると、最高にイカしたロックナンバーに仕上がります。終わり方もカッコいい…。
続いて3曲目、「Connection」。
おそらくバンドで最も有名な曲ではないでしょうか。イントロの印象的なギターリフが鳴り響いた瞬間、フロアの熱気が一気に上がるのが目に見えるようです。
どこかブラーっぽい感じもしますが、当時ジャスティンと付き合っていたデーモン・アルバーンがイントロのシンセサイザーを弾いたと伝わります。
聴きどころは何と言ってもサビの、吐き捨てるように歌われる歌詞「But somehow the vital connection is made」。しびれます…。
そして11曲目、「Waking Up」。
「Connection」に続いてシングルとしてリリースされたポップパンク・ナンバー。バンド最高位となる全英13位を記録しました。
70年代パンクの影響を感じられる、シンプルながらも骨太なサウンド。そこに、少しセンチメンタルなメロディが加わってサウンドの奥行きが広がります。
これが彼女たちの持ち味。単なる懐古主義ではない、90年代のブリットポップ・パンクを奏でます。これまた、ジャスティンのボーカルがクールです…。
エラスティカのこのアルバムは、リリースから30年近く経った今でも、少しもクールさを失っていません。
それは、彼女たちが単なるブリットポップ・ムーブメントに乗ったのではなく、自分たちのサウンドを追い続けたからでしょう。
なお、大ブレイクを果たしたエラスティカですが、その後ジャスティンの薬物問題や度重なるメンバー交代により失速…。
5年後に2ndアルバム「ザ・メナス」を出すものの、2001年に解散を発表しました。
今日の夢中は、90年代ブリットポップ最高にクールな衝撃!エラスティカ「Elastica」全16曲40分の疾走でした。
ありがとう、エラスティカ! ありがとう、1stアルバム「エラスティカ」!