「アイム・オンリー・スリーピング」からジョンを偲ぶ。ビートルズ「リボルバー」

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の「夢中」は、ザ・ビートルズ「リボルバー」です。

■アイム・オンリー・スリーピング

12月8日は、ジョン・レノンの命日
彼が凶弾で倒れたのは1980年。今から36年前。そんなに昔になってしまったんですね. …。

いつもは、この時期になると「今日は何の日」のようにメディアに取り上げられて、逆に興ざめになっていたここ数年…。

ただ、今年はちょっと違う。
たぶんリンゴ・スターの来日公演を見たせいもあったでしょう。
また、「エイト・デイズ・ア・ウィーク」の映画公開、合わせてCD発売の影響もあったと思います。

でも、そんなことより今年、12月8日という日を思い起こしたのは、bayFMから流れてきた「アイム・オンリー・スリーピング」でした。

■リボルバー

DJの小林克也さんがビートルズのトリビアなネタを紹介します。
「ジョンはこの頃(リボルバー近辺)、すでに、コンサートへの興味を失っていました。」
「ジョンは、『ビートルズは4匹の猿だ』と言っていました。『コンサートで演奏する芸を仕込まれた猿なんだ』と…。」

「アイム・オンリー・スリーピング」が収録されているアルバム「リボルバー」から、彼らはコンサート公演を止め、スタジオでのアルバム制作に集中するようになります。

次作「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」につながるサイケデリックな音。
「アイム・オンリー・スリーピング」に代表される、テープの逆回転や音源を重ねた録音。

そもそもライブでは再現できない曲が多く、彼らがライブ・バンドからレコーディング・バンドに変わりゆく、転換期となるアルバムと言えます。
ジョージの「タックスマン」から始まるってのも、今までとは違うんだぞ!という、彼らのメッセージのように感じますよね。ポールのベースギターもイイ!

さて、ジョンですが、この「リボルバー」で、 「アイム・オンリー・スリーピング」だけでなく、「アンド・ユア・バード・キャン・シング」、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」(ミスチルじゃないよ)など、審美的な楽曲の数々を奏でています。

前作「ラバーソウル」の「ノルウェーの森」あたりから、ジョンの曲はスピリチュアル色が強くなっていきますが、この「リボルバー」で開花した感じです。
そしてそれが、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」につながっていく。この辺は、合わせて聴きたいですね。

生きていれば、ジョンも「ノーベル文学賞」を受賞してたかもしれないですね。
そんでもって授賞式を欠席せずに(苦笑)、あのジョークをやってほしかった。
「安い席の人は手拍子を。高い席の人は宝石を鳴らしてください。」

あらためて、ジョン・レノンの冥福をお祈りします。
Love&Peace…。ありがとう、ジョン。

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