こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ザ・ストーン・ローゼズ、時代を震わす新たなグルーヴ「フールズ・ゴールド」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。
■ザ・ストーン・ローゼズ
前回の当ブログで、ザ・ストーン・ローゼズの衝撃の1stアルバム「ザ・ストーン・ローゼズ」を取り上げました。
そのときに、おススメの曲ととして紹介しようかどうか、うずうずしたナンバーがあります。
それが、彼らが1989年11月にリリースしたシングル、「フールズ・ゴールド」(Fools Gold)です。
はじめは「What The World Is Waiting For」のカップリング曲となる予定でしたが、レーベルの勧めもあって両A面でリリース。
すると「フールズ・ゴールド」のほうにロックファンの注目が集まり、ラジオなどでもヘビロテされることとなります。
同曲はバンドとして最大のヒット曲となり、初の全英TOP10入り(最高位8位)を記録。14週トップ75入りする息の長いヒットとなりました。
アルバム未収録のシングルですが、思わぬ大ヒットもあって、同曲は1stアルバム「ザ・ストーン・ローゼズ」の再発盤に収録されることとなります。
なので前回、アルバムからのおすすめの曲として挙げるか迷ったのですが、そちらは見送り。今回あらためて推し曲として紹介することとしました。
当時のマッドチェスター・ムーブメントを象徴するようなダンサブルでファンキーなロックナンバー。サイケデリック・ファンクなどとも称されます。
この曲によって、バンドは一大ムーブメントの中心的存在となりました。UKロックシーンに強烈なインパクトを与えたナンバー。バンドを代表する曲にして、時代を代表する曲です。
■フールズ・ゴールド
それでは早速、時代を震わせた新たなグルーヴ「フールズ・ゴールド」を聴きましょう。
Back to the year1989! The Stone Roses "Fools Gold". Here we go!
いやぁ、いま聴いても色あせない、先鋭的なサウンドと独特なグルーブ。サイケ要素も其処彼処に盛り込まれています。
これが35年も前の曲とは信じがたい…。この曲がUKロックシーンを震撼させたのも分かります。当時勃興していたマッドチェスターのシーンを広く知らしめました。
そのダンスロック、ファンクロック、サイケデリック・ファンクなどとも呼ばれる音楽性はもちろん、この曲でバンドが知らしめましたのは卓越した演奏力でした。
マニ(ベース)とレニ(ドラム)の重厚でいて自由奔放なリズムセクション。さらにはジョン・スクワイア(ギター)のワウペダル・エフェクトを使ったギター…。
さらには、イアン・ブラウン(ボーカル)のささやくような歌声とシニカルな歌詞が、この曲の唯一無二なテイストを醸し出します。
本当に、よくぞこの4人が集まったという、それぞれの持ち味が最大限に発揮されたナンバー。ロックシーンに歴史を刻む名曲。最高のグルーヴを体感してください。
今日の夢中は、ザ・ストーン・ローゼズ、時代を震わす新たなグルーヴ「フールズ・ゴールド」でした。
ありがとう、ザ・ストーン・ローゼズ! ありがとう、フールズ・ゴールド!