こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ザ・ブラック・キーズの5年ぶりの新作「レッツ・ロック」です。
■ザ・ブラック・キーズ
ザ・ブラック・キーズ。
米オハイオ出身のロック・バンドです。
バンドと言っても、メンバーはギター&ボーカルのダン・オーバックとドラムのパトリック・カーニーの2人だけです。
オハイオ州アクロンで近所に住む幼馴染だった2人がバンドを結成したのが2001年。
翌2002年に、デビュー・アルバム「ザ・ビッグ・カム・アップ」をリリース。
続く2003年に「シックフリークネス」、2004年に「ラバー・ファクトリー」とアルバムを相次ぎ発表し、アンダーグラウンド・シーンで着実に支持を得ていきます。
そんな彼らがブレイクしたのは、2010年にリリースした6thアルバム「ブラザーズ」でした。
同アルバムは、全米チャートで初登場3位を記録、プラチナ・ディスクを獲得する大ヒットとなります。
なんと翌年のグラミー賞では、最優秀ロック・パフォーマンス賞など3部門を受賞し、名実ともに全米を代表するロック・バンドとなりました。
勢いそのままに、2011年には7thアルバム「エル・カミーノ」(全米2位)、2014年には8thアルバム「ターン・ブルー」(全米1位)と快進撃を続けます。
しかし、その後バンドは活動を休止していました。
■レッツ・ロック
バンド活動休止から5年。
ついに、ザ・ブラック・キーズが帰ってきました。
しかも、むちゃくちゃカッコいいロックンロールを携えて。
彼らの魅力である、ストレートでラウドなロックサウンドが全開。
その名も「レッツ・ロック」。5年ぶり、通算9枚目となるアルバムです。
「レッツ・ロック」というベタなアルバム名が示している通り、ほんとストレートなロックを演っています。
どの曲もギターのリフがカッコイイ。70年代ロックを彷彿させる懐かしいギターロック。
きっと彼ら、ロックおたくなんだろうな。本作は、ダンの所有するスタジオで録音、プロデュースも自分たちで行っています。
自分の好きなロックを、自分たちのガレージで好きに演奏したら、最高のロックンロールに仕上がった…。そんな快作です。
■個人的なおススメ
それでは、そんなアルバム「レッツ・ロック」から、個人的なおススメです。
まずは1曲め「シャイン・ア・リトル・ライト」。
アルバムの幕開けを飾るにふさわしい、ラウドでグルーヴィーなギター・ロック。
もうギターがむちゃくちゃカッコいい。みんなこのロックを待っていた。おかえり、ザ・ブラック・キーズ!
続いて3曲め「ロー/ハイ」。
個人的な本アルバムのベスト・ソング。ブギーなギターが疾走します。
サビでコーラスと絡みついたかと思えば、ソロでうなりをあげるダンのギター。痺れるロックンロールです。
そして9曲め「ゴー」。
こちらはパトリックのドラムから始まるソフトめのロックンロール。
2分半の短い曲なのに、いろんなギターリフが詰められてて楽しい。
PVも、5年の活動休止を風刺しているようで、これまた楽しい。ほんとは仲良しなんだろうな。
ロックンロール・イズ・バック!
ザ・ブラック・キーズが帰ってきました。レッツ・ロック!ヘビロテ間違いなしです。
ありがとう、ザ・ブラック・キーズ! ありがとう、レッツ・ロック!