ソロとしての魅力を凝縮!グレン・フライの軌跡を辿る「Above the Clouds: The Collection」

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館長のふゆきです。

今日の夢中は、ソロとしての魅力を凝縮!グレン・フライの軌跡を辿る「Above the Clouds: The Collection」です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■グレン・フライ

今日とり上げるのは、1970年代のウエストコースト・ロックを象徴するバンド、イーグルスの創設メンバーであり、リーダーとしても知られるグレン・フライ(Glenn Frey)です。

米デトロイト出身のフライは、1980年にイーグルスが一時活動休止となった後にソロ活動を開始しました。
ソロになってからの彼は、バンド時代のカントリー・ロックを大切にしつつも、80年代のシンセ・サウンドやアーバンなサックス洗練されたR&Bの要素を果敢に取り入れました。


Soul Searchin’

その都会的で洗練されたポップ・サウンドは、映画のサウンドトラックとの相性も抜群で、80年代のヒットチャートを席巻。
「イーグルスのグレン・フライ」から「ソロアーティスト、グレン・フライ」へと見事な転身を遂げたのです。

彼の魅力は、何といっても力強さと包容力を併せ持った「艶のあるボーカル」と、一度聴いたら忘れられない抜群のメロディセンスにあります。
彼が2016年に惜しまれつつ世を去った後、2018年にリリースされたのが、この「Above the Clouds: The Collection」です。
80年代の映画サントラの大ヒット曲から、ソロ・アルバムの名曲、さらにはキャリア初期のアーカイヴまでを網羅した、まさに彼のソロ・キャリアの全てが詰まったアンソロジーとなっています。


Above the Clouds: The Collection

■個人的なおススメ

それでは、グレン・フライのアンソロジー「Above the Clouds: The Collection」から、個人的なおススメです。

まずは1曲目、「ヒート・イズ・オン」(The Heat Is On)。
映画「ビバリーヒルズ・コップ」の挿入歌として世界中で大ヒットした、彼のソロを象徴するナンバーです。
イントロから響き渡る攻撃的なサックスの音色と、疾走感あふれるリズム。聴いた瞬間に血が騒ぎ出すような、最高にイカしたロックンロールです。
フライのボーカルも、高揚感たっぷりに楽曲を引っ張っていきます。これぞ80年代サウンド!80sポップス特有の派手さと爽快感が全開のキラーチューンです。

続いて3曲目、「パート・オブ・ミー、パート・オブ・ユー」(Part Of Me, Part Of You)。
こちらは、映画「テルマ&ルイーズ」の主題歌としても知られる、90年代初頭の名曲。哀愁漂うミディアム・バラードです。
「君は僕の一部、僕は君の一部さ」(You’re a part of me / I'm a part of you)という歌詞が、エモく胸に突き刺さります。
サビに向かって徐々に熱を帯びていくボーカルと、美しいハーモニーの重なりはさすがの一言。どこか「テキーラ・サンライズ」も思い起こす一曲、名曲です。

そして4曲目、「ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」(You Belong To The City)。
大ヒットドラマ「マイアミ・ヴァイス」のために書き下ろされ、全米2位を記録した80年代アーバン・ロックの金字塔です。
夜の都会を思わせる、怪しくも洗練されたサックスの音色が何と言ってもたまらない。フライのクールで気だるい歌声が、孤独や欲望が渦巻く街の空気を完璧に表現しています。
これを聴きながら夜の街をドライブしたら、気分はもうマイアミの刑事!思わず街のミステリーを探したくなるような、最高にイカした大人のロック・ナンバーです。


いやぁ、久しぶりに聴きましたが、やっぱりいいですね。80年代の華やかなシティ・サウンドと、グレン・フライが持つ無骨で温かいソウルが同居した、最高にしびれるコレクションです。
惜しくも2016年にこの世を去ってしまったグレン・フライ…。彼が残した極上のメロディは、これからもずっと、私たちの心のなかで鳴り続けるでしょう。ご冥福をお祈りします。

今日の夢中は、ソロとしての魅力を凝縮!グレン・フライの軌跡を辿る「Above the Clouds: The Collection」でした。
ありがとう、グレン・フライ!ありがとう、「Above the Clouds: The Collection」!

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