2/9はキャロル・キングの誕生日!音楽史に残る名盤「つづれおり」を聴こう

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こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、2/9はキャロル・キングの誕生日!音楽史に残る名盤「つづれおり」を聴こう…です。
「夢中図書館 音楽館」は、ロックの名盤や新譜、個人的な愛聴盤などをレビューする音楽ブログです。あなたのお気に入りの音楽を見つけてください。

■今日は何の日

1日1頁、その日に起きた出来事やミュージシャンの誕生日などが記載されているタワレコ手帳(現在は製造中止…)。
2月9日の頁には、こんな出来事が記されていました。

【誕生日】キャロル・キング(1942)

キャロル・キング(Carole King)。音楽史にその名を刻むシンガーソングライターです。
1942年2月9日、米ニューヨークのブルックリンで生まれました。

4歳の頃から音楽に興味を持った彼女(絶対音感を持っていました)は、本格的にピアノを習い始めます。
するとメキメキと上達…音楽の才能を開花させ、高校時代にはなんと、ポール・サイモンとデモレコードを制作したりしています。

その後、作曲家としてさまざまなアーティストへの楽曲提供を手がける傍ら、自らもフロントに出て音楽活動をはじめます。
そして1970年、ソロアーティストとしての第一歩を刻む、初のソロアルバム「ライター」(Writer)をリリース。


ライター(Writer)

これが音楽シーンで注目を集めると、シンガーソングライター・ブームに火が付きました。
そして1971年に発表したアルバムが空前の大ヒットを挙げるのです。それが、「つづれおり」(Tapestry)でした。

このアルバムは、全米アルバムチャートでなんと15週連続1位を記録。
その後も302週(約6年!)連続でトップ100に留まるロングセラーを記録。音楽史に残るモンスターアルバムとなりました。


つづれおり(Tapestry)

■個人的なおススメ

それでは、キャロル・キングの超名盤「つづれおり」(Tapestry)から、個人的なおススメです。

まずは1曲め、「I Feel the Earth Move」
音楽史に残る名盤の幕開けを飾るにふさわしい、ポップでソウルフルなナンバー。
もちろん作詞作曲はキング。さらにキングはグルーブ感あふれるピアノと伸びやかなボーカルを披露。のっけから「つづれおり」の世界に引き込まれます。

続いて3曲め、「It's Too Late」
もともとは、シングル「I Feel the Earth Move」のB面でしたが、ラジオでヘビロテされて人気に火が付きました。
失恋を歌った歌詞は、重く深く胸に突き刺さります。その歌詞を引き立てるように、ピアノとギターそしてブラスが哀愁たっぷり鳴り響きます。こりゃリスナーも耳を奪われるわな…。

そして7曲め、「You've Got a Friend」
キャロル・キングの才能を世に知らしめた楽曲。ジェイムズ・テイラーのカバー曲で知っている人も多いかも。
キング自身の思い入れも強い曲で、「今までに経験したことのない純粋なインスピレーションに近いもの」があったと明かしています。「曲自身が曲を書いた」とも。
MVは1973年の貴重なライブ映像です。その素朴にして力強い歌声は彼女ならでは…。心揺さぶられる名曲です。

 

■その後のキャロル・キング

キャロル・キングは、「つづれおり」のヒット後も、「ミュージック」や「ファンタジー」など、順調にヒットアルバムを世に送り出します。
さすがにモンスターアルバムは生まれませんでしたが、その作品は多くの人に愛されました。

2013年には、その半生を描いたミュージカル「ビューティフル」(Beautiful: The Carole King Musical)がつくられ、全米公演が行われています。
2016年には、英ロンドンのハイドパークで「つづれおり」全曲を演奏するライブ公演を行いました。その模様はアルバムとしてリリースされています。


Tapestry: Live at Hyde Park (CD+Blu-ray)

そんな彼女も今日(2023年2月9日)で81歳。これからもずっと元気でいてほしい…。
誕生日おめでとう、キャロル・キング! 名盤「つづれおり」を聴いて、あなたに心からの感謝と敬意を捧げます。

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